30代女性がやってはいけない「痛いインナーカラー」について美容師が解説します。上品でオシャレ、まわりと差をつけるインナーカラーも紹介します。美容院でのオーダーやカウンセリングなどでご活用ください。
30代がやってはいけない「痛いインナーカラー」とは?
①派手過ぎる色を選ぶ
赤や青、緑など派手な色を選ぶ時は自分の顔やメイク、洋服などと合うのか?をよくよく考えてから選ぶようにしましょう。
インナーカラーは派手な色を選んでこそ、ヘアスタイルのアクセントになってオシャレだという意見もございますが、大切なのはトータルバランスです。派手な色を選んでもOKですが、派手過ぎるのはNGです。
②インナーカラーの染める範囲が広すぎる
インナーカラーの染める範囲が広すぎる場合、アクセントカラーというよりハーフカラーのようになり、すごい派手な雰囲気になります。
美容院でオーダーする際は、
- 髪を下ろしている時にどの程度見えるのか?
- 結んだ時にどの程度見えるのか?
- 仕上がりは派手になりすぎないか?
必ず確認するようにしましょう。
③ダメージ・髪の傷みによるパサつき
ブリーチ(脱色剤)を使って染めるインナーカラーは髪のダメージ原因となることがあります。バサバサで傷みがひどい状態では、せっかくのデザインも台無しです。
インナーカラーと合わせてトリートメントをするようにしましょう。
30代におすすめ上品な大人のインナーカラー18選
30代に似合う上品でナチュラルなインナーカラー
サイドを耳にかけた時にイヤリングのようにアクセントになるナチュラルなインナーカラー。
耳かけにしていない時は、インナーカラーが見えないので上手に隠すことができます。
カットベースはレイヤーボブで、コテかストレートアイロンで外ハネに巻く。ヘアオイルを馴染ませて毛束感をだす。最後にサイドを耳にかけてセットします。
- サイドを耳にかけた時だけ見えるインナーカラー
- 派手過ぎず地味過ぎずなデザイン
- ブリーチ回数は1〜2回
- 透明感のあるアッシュベージュカラー
コーラルオレンジのインナーカラー外ハネボブ
耳付近に入れたインナーカラーにトレンドのコーラルオレンジで全体カラー。
耳上にブリーチ1回のインナーカラー。表面との差があまりないので、派手過ぎないナチュラルな仕上がりに。30代40代女性に取り入れやすいデザインです。
前下がりワンレングスのボブを外ハネに巻いた後、ヘアオイルを馴染ませてセミウェットな質感にスタイリングしています。
- 耳付近に入れたインナーカラー
- ブリーチ回数は1回
- コーラルオレンジ
- 派手過ぎないナチュラルな仕上がり
30代・40代に似合う大人のインナーカラーボブ
切りっぱなしボブの内側に入れたインナーカラー。全体をダークブラウンに染めてしっとり落ち着いた雰囲気に。耳にかけた時だけ見える大人女性にぴったりなナチュラルなデザインです。
もみあげ付近にブリーチを1〜2回施し、黄色味をとる程度にカラーをオン。色落ちしてきても紫シャンプーを使えば、髪色をキープできます。
- もみあげ付近に入れたインナーカラー
- ブリーチ回数は1〜2回
- 全体をダークブラウン、インナーカラーをナチュラルベージュに
30代のインナーカラーを入れたボブアレンジ
こめかみより下の部分をインナーカラーでピンクに染めています。
ピンクに染めても派手になり過ぎないのは、インナーカラーを入れる範囲が広くしていないから。
また、オレンジ系のピンクではなく、ラベンダー系のピンクなのも派手すぎないポイント。
シンプルなヘアアレンジでもアクセントになり、洋服やイヤリングの色と合わせてもオシャレです。
- こめかみ下部分にインナーカラー
- ブリーチ回数は2〜3回
- 透明感のあるラベンダー系ピンクでシックに
30代におすすめフェイスラインに入れたオシャレなインナーカラー
短め前髪の内側に入れたインナーカラー。デザインポイントがはっきりとした30代女性におすすめのオシャレなスタイル。
前髪あり・前髪なしのどちらにもできます。
耳後ろの髪にもインナーカラーが入っているので、耳にかけてスタイリングすると毛先にでます。
セットは簡単で、ヘアオイルを馴染ませてサイドを耳かけスタイリングにするだけ。
- 前髪の内側のフェイスラインに入れる
- 耳後ろに入れる
- 全体をロートーンにしてコントラストをつける
- ブリーチ回数は1〜2回
30代の黒髪インナーカラー
黒髪の切っぱなしボブに入れたインナーカラーは、コントラストが効いててオシャレなデザインポイントになっていますね。
耳後ろの髪を入れておくと、耳にかけた時や結んだ時にチラッと見えてアクセントになります。
前下がりボブをベースに、ストレートアイロンで優しく内巻きにする。ヘアオイルをなじませてツヤと毛束感をプラス。
- 耳後ろの髪に入れることで耳かけ時・結んだ時にチラッと見える
- 全体の髪色を暗くしてコントラストを強める
- ブリーチ回数は1〜2回
インナーカラーのぱっつんボブ
ぱっつんボブに入れたインナーカラー。ローライトも一緒に入れることで、より立体的な陰影がついているのがポイント。
表面の明るさと差がそこまでないので、ナチュラルな印象です。
もみあげにブリーチ1回のインナーカラーを入れ、その上をローライトを入れる。全体をオリーブベージュでカラーしています。
- もみあげにインナーカラーその上にローライトカラー
- ブリーチ回数は1回
- オリーブベージュ
インナーカラーを目立たせたくない30代におすすめ
ポニーテールにした時に見える、もみあげのインナーカラー。幅も狭く、パッと見ではインナーカラーが目立ちません。
しかし、サイドを編み込みするとより、インナーカラーがしっかりと表にでてきてポイントになります。
ポニーテールのやり方は、①表面部分を分けとっておきます。
②表面以外でポニーテールをつくります。③トップをふんわりさせながら表面の髪も結びます。
表面とそれ以外を分ける理由は、トップが潰れないようにするため。
- もみあげに細く入れて目立ち過ぎないように
- 結ぶ時に表にでてくるように入れるのがポイント
- ブリーチ回数は1回
30代におすすめ!シンプルコーデのアクセントになるインナーカラーボブ
シンプルコーデのアクセントになるインナーカラーボブ。
こめかみ下部分をブリーチ数回後、アッシュ系カラーで染めています。
インナーカラーとイヤリングの色を合わせたりしてデザインを楽しんでみてください。
スタイリングをヘアオイルでウェットな毛束感をだしてセットしましょう。
- こめかみ下部分をインナーカラー
- ブリーチ回数は1〜2回
- アッシュ系カラー
インナーカラーがポイントの黒髪ボブ
インナーカラーがポイントの黒髪ボブ。
下ろしていてもしっかりと前から見えるインナーカラーは、こめかみ上の角になっている部分〜もみあげまで全部を染めています。
髪質にもよりますがブリーチ2〜3回、明度を落とさないようにアッシュベージュカラーを入れる。
ストレートアイロンで外ハネにセットして、ヘアオイルを薄く馴染ませてスタイリング。
- こめかみ上〜もみあげまでインナーカラー
- ブリーチ回数は2〜3回
- 透明感のあるアッシュベージュカラー
透明感のあるグレージュカラーとインナーカラー
インナーカラーと全体がグレージュカラーで統一された髪色が素敵です
表面の髪を被せば目立たないので、髪色の制限があるご職業の方にもおすすめです。
結んだりアレンジするとしっかり目立つので、オンオフに合わせてスタイリングで変化をつけても良さそうです。
- こめかみ下〜もみあげインナーカラー
- ブリーチ回数は2〜3回
- 透明感のあるグレージュカラー
グレージュインナーカラーミディアムレイヤーボブ
透き通るようなグレージュカラーに入れたインナーカラーミディアムレイヤーボブ。
明るめでも明度差が少ないので、派手になり過ぎないのがポイント。
外ハネに巻いたスタイリングで、インナーカラーがイヤリングのようにアクセントになっています。
ベージュ系の洋服とも相性が良いですね。
- こめかみ上〜もみあげをインナーカラー
- ブリーチ回数は2〜3回
- 透明感のあるグレージュカラー
ポニーテールアレンジで見えるインナーカラー
結んだ時にでてくるインナーカラー。
髪を下ろした時には目立たないので、アレンジする頻度が高い方におすすめです。
もみあげ付近の髪をインナーカラーにしています。明度が高くないので、派手すぎない自然な仕上がりになっています。
- こめかみ下部分をインナーカラー
- ブリーチ回数は1回
- ピンクブラウンカラー
インナーカラーがポイントのボブハーフアップ
ボブハーフアップアレンジにマッチするオシャレなインナーカラー。
派手すぎないインナーカラーだけど、シンプルなアレンジでも見え隠れするアクセントになるデザインです。
こめかみ下部分をブリーチ1〜2回後、明度を落とさないようにベージュカラー。
- こめかみ下部分をインナーカラー
- ブリーチ回数は1〜2回
- 明度を落とさないベージュカラー
インナーカラーがポイントの外ハネボブ
しっかりと存在感のあるインナーカラーですが、派手すぎないのは全体の色も明るめに設定してコントラストが低いから。
赤みを抑えたグレージュカラーで染めていて、透明感を引き出しています。
そして、ウェットな質感のスタイリングになるようヘアオイルを馴染ませてヘアセット。
- こめかみ上〜もみあげまでインナーカラー
- ブリーチ回数は2〜3回
- 明度の高いグレージュカラー
30代におすすめインナーカラーウェーブボブ
外ハネボブに馴染むナチュラルなインナーカラー。全体の色と明度差をつけず、派手過ぎないデザインです。
結んだ時や耳にかけた時に目立ちますが、下ろしていると目立たないインナーカラーなので、髪色に制限のあるご職業の方におすすめです。
- 耳後ろ部分をインナーカラー
- ブリーチ回数は1〜2回
- アッシュ系カラー
インナーカラーを入れたミディアムボブ
耳周りに入れたインナーカラーがポイントミディアムボブ。
30代女性がインナーカラーを入れるときに、根元からブリーチをすると顔に似合わないということがよくあります。
根元から染めずに、少し毛先から染めていることで、似合うようになります。
- こめかみ〜もみあげをインナーカラー
- 根元8〜10cmはずしてブリーチ
- ブリーチ回数は2〜3回
- 透明感のあるグレージュカラー
インナーカラーを入れたウルフボブ
ミディアムウルフボブにアクセントとして、インナーカラーを入れたスタイル。
ブリーチ3回以上のハイトーンになっていますが、全体と統一感のある色に染めていることでナチュラルに馴染んでいます。
- こめかみ上〜もみあげをインナーカラー
- ブリーチ回数は3回以上
- 全体に合わせてベージュカラー
まとめ
30代がやってはいけない「痛いインナーカラー」について美容師が解説してきました。自分の肌やいつもの洋服にぴったりな色を選ぶこと、インナーカラーを入れる範囲に注意して、ダメージでパサパサにならないように注意しましょう。
是非、この記事のヘアカタログを美容院でのオーダーにご活用ください。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。