40代・50代の大きい顔に似合う髪型15選|頬のたるみをカバーするヘアスタイル特集

最近、顔が大きく見える気がする…

頬のたるみが気になる…

そんな風に感じたら、髪型の見直しどきかもしれません。顔まわりの毛流れやボリュームの位置を少し整えるだけで、ぐっと若々しい印象になります。

この記事では、40代・50代の大人女性に向けて、「顔が大きく見えない」「頬のたるみをカバーできる」髪型を厳選してご紹介します。

LALA 編集部

美容室で「これにしたい」と迷わず伝えられるよう、オーダーのコツや伝え方のポイントもあわせてご紹介します。

すぐにヘアカタログが見たい方は「大きい顔をカバーする髪型15選【40代・50代向け】」からご覧になれます。

監修者

監修者
美容師 下川直人

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株式会社LALA 代表 美容師。2006年美容室「SHIMA」に入社。ヘア・スキンケア・メイクを学び、18年にLALAを立ち上げ、化粧品PR企画制作、美容師への教育講習、雑誌撮影ヘアメイクなど活動は多岐に渡る。保有資格:美容師免許

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大きい顔が気になる40代・50代の髪型選びのポイント

年齢とともに気になってくる頬のたるみやフェイスラインのゆるみ

髪型の選び方次第で、顔まわりをすっきり見せたり、小顔に見せたりすることができます。

ここでは、40代・50代が意識したいポイントをご紹介します。

① 面長さんは「前髪あり」や「流し前髪」でバランス調整

① 面長さんは「前髪あり」や「流し前髪」でバランス調整
出典:LALA HAIR [ララヘア]

面長タイプは、顔の縦ラインが強調されやすいのが特徴。

そんな方には、前髪をつくることで縦長感をやわらげ、バランスの取れた印象に整えるのがおすすめです。

  • 厚めの前髪で縦幅をカバーし、小顔見えに
  • 流し前髪で抜け感をつくりつつ、フェイスラインを柔らかく見せる
  • シースルーバングなら軽やかさと若々しさをプラス

無理に隠さず、自然に縦ラインを分断するのがポイントです。

② 丸顔さんは「前髪長め×縦ライン強調」ですっきり感を

② 丸顔さんは「前髪長め×縦ライン強調」ですっきり感を
出典:Instagram(@lala__hair)

丸顔さんの場合、顔の横幅が気になりがち。

あえて前髪を長めに残して縦のラインを強調することで、シャープな印象に近づきます。

  • 長め前髪を斜めに流して縦の印象をプラス
  • サイドの髪で頬を包み込むようにデザイン
  • 耳かけアレンジで顔の余白をすっきり見せるのも◎

縦ラインを意識することで、丸みが引き締まり、すっきりした印象に整います。

③ ひし形シルエットで頬のたるみを自然にカバー

③ ひし形シルエットで頬のたるみを自然にカバー

年齢を重ねると気になってくる「頬のたるみ」や「フェイスラインのぼやけ」。

そんなお悩みを解消してくれるのが、トップにボリューム・サイドに程よい広がり・襟足すっきりの“ひし形シルエット”です。

  • 頬まわりに毛束を沿わせることで自然にリフトアップ
  • トップの高さで視線を上に引き上げ、若見え効果も◎
  • 顔まわりに陰影をつくり、輪郭が引き締まって見える

どの顔型にも取り入れやすく、小顔見え・たるみカバー・清潔感が同時に叶う万能フォルムです。

大きい顔をカバーする髪型15選【40代・50代向け】

流し前髪がポイントのメリハリひし形シルエットショートレイヤー

① 面長さんは「前髪あり」や「流し前髪」でバランス調整
出典:LALA HAIR [ララヘア]

顔まわりに自然な抜け感をつくる流し前髪と、ふんわりトップ×すっきり襟足のひし形シルエットが美しいショートレイヤー。

骨格を立体的に見せながら、大人の上品さとこなれ感を引き出してくれるバランスのよいスタイルです。

トップに程よい高さを出し、サイドはやわらかく広がるようにカット。

襟足はタイトに仕上げて、メリハリのあるシルエットに整えています。

くせ毛の自然な動きを活かせるカットなので、広がりやうねりを無理に抑えず、扱いやすいのも魅力。

スタイリングは、前髪を軽く流すように整え、毛先にバームやオイルをなじませるだけ。

抜け感とツヤ感がプラスされ、洗練された印象に仕上がります。

ポイント

ボリュームアップパーマをかけたひし形シルエットショート

ボリュームアップパーマをかけたひし形シルエットショート
出典:LALA HAIR [ララヘア]
ボリュームたっぷりのパーマをかけた若見えヘアスタイル
出典:LALA HAIR [ララヘア]

トップのボリュームが出にくい方や、ぺたんこになりがちな髪質の方におすすめなのが、ボリュームアップパーマを取り入れたひし形シルエットショート。

ふんわり立ち上がるトップとサイドの丸みで、立体感と小顔効果を同時に叶えてくれるスタイルです。

根元からふわっと立ち上がるパーマは、髪に自然な動きと空気感をプラス

襟足はコンパクトに収めてあるので、横顔や後ろ姿もスッキリ整います。

顔まわりにはほどよく毛束を残しているため、輪郭のカバーにも効果的。

スタイリングは、軽く濡らしてドライ後、バームやワックスをなじませるだけでふんわり感が復活。

忙しい朝でも手軽に仕上がるのが嬉しいポイントです。

ポイント

前髪長めのニュアンスパーマショートレイヤー

前髪長めの大きい顔に似合うショートレイヤー
出典:LALA HAIR [ララヘア]
やわらかい質感×女性らしいハンサムショート
出典:LALA HAIR [ララヘア]

長めに残した前髪が印象的な、大人の余裕を感じさせるニュアンスパーマのショートレイヤー。

ゆるやかなパーマが髪全体に動きを与え、くせ毛のような自然なふんわり感を引き出してくれます。

前髪は目にかかるくらいの長さで、顔まわりを程よくカバーしながら縦のラインを強調

気になるフェイスラインや頬のたるみをやさしく包み込み、シャープすぎない柔らかさをプラスします。

レイヤーを入れたカットは、髪の動きを引き出しやすく、ペタッとしやすい髪にも自然な立体感を生み出します。

スタイリングは、ドライ後にオイルやミルクで毛流れを整えるだけでOK。 時間がない日でもラフに決まります。

ポイント

長め前髪とひし形シルエットのショートレイヤー

顔が大きい40代・50代におすすめショートボブ
出典:LALA HAIR [ララヘア]
顔が大きい40代・50代におすすめショートボブ
出典:LALA HAIR [ララヘア]

目にかかるほどの長め前髪と、トップふんわり×襟足すっきりのひし形シルエットが特徴のショートレイヤー。

顔まわりをやさしく包み込みながら、骨格をきれいに見せてくれるバランスの良いスタイルです。

長めの前髪は、フェイスラインや頬のたるみを自然にカバー。

視線をコントロールしながら、大人っぽさと抜け感を同時に演出します。

レイヤーで動きを出すことで、くせ毛のニュアンスも活かしやすく、ふんわり感が続くのも魅力。

スタイリングは、毛先にバームやオイルをなじませて束感をつくるだけ。

軽やかな毛流れとツヤを加えることで、上品で洗練された印象に仕上がります。

ポイント

パーマでつくる毛流れがポイントの前下がりショートボブ

顔が大きい方に似合うリッチなボリューム感溢れる前下がりショートボブ
出典:LALA HAIR [ララヘア]
リッチなボリューム感溢れる前下がりショートボブ
出典:LALA HAIR [ララヘア]

フェイスラインに沿ってすっきり見せる前下がりシルエットに、ゆるやかなパーマで毛流れをつけた大人のショートボブ。

直線的になりがちな前下がりスタイルに、パーマの柔らかさを加えることで、自然な動きと女性らしさが引き立つ仕上がりになります。

髪に丸みと流れを持たせることで、顔まわりのたるみや輪郭のもたつきもカバー。

くせ毛にもなじみやすく、スタイリング次第でふんわり感も自在に調整できます。

仕上げはオイルや軽めのバームをなじませるだけで、ツヤ感と動きを演出。

朝のセットも簡単で、ラフに決まるのも嬉しいポイントです。

ポイント

頬骨や頬のたるみをカバーする長め前髪|ひし形シルエットショートボブ

大きい丸顔さんに似合うひし形シルエットのショートボブ
出典:LALA HAIR [ララヘア]

フェイスラインのたるみや頬骨の張りが気になる方にぴったりなのが、長め前髪で顔まわりをカバーしつつ、立体感のあるひし形シルエットに整えたショートボブ。

顔に沿って流れる毛束が自然な影をつくり、輪郭を引き締めて見せる効果があります。

長めの前髪は、頬や頬骨にかかるように流すことで視線をコントロールし、たるみをカバー。

トップにはボリュームを持たせ、襟足はすっきりと引き締めることで、全体のバランスも整います。

レイヤー控えめのボブベースなので、まとまりやすく扱いやすいのも魅力。

軽くブローするだけで形が決まりやすく、朝のスタイリングもラクに仕上がります。

ポイント

やわらかなニュアンスウェーブがポイントの抜け感ボブ

出典:Instagram(@lala__otona)
出典:Instagram(@lala__otona)

肩上レングスのシンプルなボブに、やわらかなニュアンスウェーブをプラスした、軽やかで抜け感のあるスタイル。

パーマやくせ毛の自然な動きを活かすことで、頑張りすぎないおしゃれ感が生まれます。

表面にほどよい動きが出ることで、髪のボリュームが出にくい方や、広がりが気になる方にも扱いやすい設計。

顔まわりはふんわりとした毛束で包み込むように仕上げ、たるみやフェイスラインのゆるみもナチュラルにカバーします。

乾かすだけで形が整いやすく、オイルやミルクで毛先を整えるだけで柔らかなツヤと動きが際立つのもポイントです。

ポイント

顔まわりレイヤーがポイントのリラックスレイヤーボブ

出典:Instagram(@lala__otona)
出典:Instagram(@lala__otona)

ボブベースにゆるやかなレイヤーを加えた、ナチュラルな抜け感が魅力のレイヤーボブ。

中でも顔まわりに入れたレイヤーが、頬やフェイスラインをやさしくカバーし、リラックス感のある大人の雰囲気を引き出してくれます。

全体にほどよい軽さを残しているため、重たく見えずに自然な丸みと動きを表現。

くせ毛の動きを活かしたい方にもおすすめで、広がりを抑えながらニュアンスのあるシルエットに仕上がります。

仕上げは、オイルや軽めのバームをなじませて毛流れを整えるだけ。

簡単なスタイリングでも、やわらかく上品な印象が叶います。

ポイント


フェイスラインをつつみこむレイヤーを入れた鎖骨ボブ

毛量が多い50代に似合うひし形ミディアムウルフ
出典:LALA HAIR [ララヘア]

鎖骨ラインで自然に揺れる毛先に、フェイスラインを包み込むようなレイヤーをプラスしたボブスタイル。

顔まわりに動きをつけることで、頬やフェイスラインのたるみをナチュラルにカバーし、小顔効果も叶えます。

全体は重さを残したシルエットながら、表面にレイヤーを加えることで軽さと抜け感を演出。

長さがあることで結びやすく、日常でも扱いやすいバランスの取れたスタイルです。

スタイリングは、ストレートアイロンで毛先を内に入れるか、バームやオイルで毛流れを整えるだけでOK。忙しい朝でもナチュラルにきまります。

ポイント

ウルフレイヤーカットを施したひし形ミディアム

40代・50代のぽっちゃりさんに似合うミディアムレイヤー
出典:LALA HAIR [ララヘア]
40代・50代のぽっちゃりさんに似合うミディアムレイヤー
出典:LALA HAIR [ララヘア]

トップはふんわり、毛先はくびれるように仕上げた、ひし形シルエットが美しいウルフレイヤーのミディアムヘア。

動きのあるレイヤーカットによって、顔まわりに自然な立体感と引き締め効果を与えてくれます。

ツヤのあるアッシュブラウンカラーで髪に透明感をプラスし、重く見えがちなミディアムヘアも軽やかで垢抜けた印象に。

スタイリングは束感を意識して整えると、トレンド感のある仕上がりに。

コテで軽く巻いて動きをつけてもOK。

スタイリングが苦手な方は、レイヤーに合わせてゆるめのパーマをかけるのもおすすめです。

忙しい朝でも形が整いやすく、セットも簡単になります。

ポイント

レイヤーカットでつくる丸みシルエット|ミディアムウルフ

レイヤーカットでつくる丸みシルエット|ミディアムウルフ
出典:Instagram(lala__otona)

トップから毛先にかけてレイヤーを効かせた、動きのあるひし形シルエットが魅力のミディアムウルフ。

トップはふんわり、サイドは丸み、襟足はすっきりと、バランスよく整った立体感のあるフォルムに仕上がっています。

顔まわりに入れたレイヤーが、頬やフェイスラインをやさしく包み込み、小顔効果も◎。

くせ毛の動きも活かしやすく、ボリュームが出にくい髪にもふんわり感をプラスできます。

仕上げは、毛先に軽くオイルやバームをなじませて束感を出すだけ。

スタイリングが苦手な方でも簡単に形が決まりやすいのもポイントです。

ポイント

フェイスラインを包みこむ顔まわりレイヤーがポイントのミディアムウルフ

出典:Instagram(lala__otona)

フェイスラインに沿ってレイヤーカットを施し、顔まわりを包み込むようなデザインで小顔効果を高めたミディアムウルフ。レイヤーの動きが美しいシルエットを作り出し、軽やかでエレガントな印象を与えます。

ヘアカラーには透明感のある柔らかなラベンダーベージュを取り入れ、髪に軽やかなツヤと抜け感をプラス。落ち着いた上品さと、ほんのりモード感のある仕上がりが魅力です。

ポイント

美しいバランスのひし形シルエットのミディアムレイヤー

出典:Instagram(@lala__hair)

トップにふんわりと高さを出し、サイドはやさしく広がるように仕上げたひし形シルエットのミディアムレイヤー。

顔まわりのレイヤーが自然にフィットし、フェイスラインを包み込むようにカバーしてくれるデザインです。

ミディアムレングスならではの落ち着いた印象と、レイヤーの動きによる軽やかさが絶妙にマッチ。

くびれ感があることで、全体のバランスが整い、横顔や後ろ姿も美しく見えるのが特徴です。

仕上げは、ドライ後にバームをなじませて毛流れとツヤを整えるだけ。

ボリューム感とまとまりの両立がしやすく、スタイリングもラクに仕上がります。

ポイント

前髪からサイドへ流れるひし形ミディアムウルフ

【髪の量が多い50代に似合う髪型】ひし形シルエットのミディアムウルフ
出典:Instagram(@lala__hair)

前髪からサイドにかけてつながるように流れる毛流れが特徴の、美しいひし形シルエットのミディアムウルフ。

フェイスラインにフィットする前髪とサイドレイヤーが、頬やあごのラインを自然に包み込み、小顔効果も抜群。

トップはふんわり、襟足はタイトに引き締めて、全体を引き上げるようなバランスに仕上げています。

髪に程よいくびれと動きが加わることで、大人の余裕を感じるこなれた印象に。

仕上げは、前髪とサイドを一緒に流すように整え、バームでツヤと束感を加えるだけ。

朝のスタイリングも簡単にまとまり、洗練された雰囲気に。

ポイント

小顔効果の高い顔まわりレイヤー|ミディアムウルフ

出典:Instagram(lala__otona)

顔まわりにしっかりとレイヤーを入れた、小顔見えが叶うミディアムウルフ。

髪が頬やあごのラインに沿ってやさしくフィットすることで、たるみやフェイスラインのゆるみを自然にカバーしてくれます。

毛先にかけては軽やかな動きが出るようにカットされており、重さを残しながらも抜け感のある仕上がりに。

くびれのあるフォルムが、横顔や後ろ姿まで美しく見せてくれます。

スタイリングは、手ぐしで整えてオイルやバームをなじませるだけ。

毛先に動きを出すだけで、ラフでこなれた印象に仕上がります。

ポイント

美容室でのオーダー時に気をつけたいこと

髪型で顔の印象を変えたいとき、仕上がりを左右するのは「オーダーの伝え方」。輪郭の悩みを自然にカバーしたいなら、自分の希望を美容師にしっかり伝えることが大切です。

以下の3つを意識すると、仕上がりの満足度がぐっと高まります。

①「なりたい雰囲気」よりも「悩みベース」で伝える

「若く見せたい」よりも、「頬のたるみをカバーしたい」「フェイスラインを引き締めたい」といった具体的な悩みを伝えるのがポイント。

たとえば…

頬のもたつきをカバーしたい

トップがぺたんこになるのが気になる

顔まわりにボリュームが出やすくて広がる

→ 悩みを明確に伝えることで、カットやレイヤーの入れ方を調整しやすくなります。

② 写真やイメージを複数用意して見せる

口頭だけではニュアンスが伝わりにくいため、スタイル写真を見せるのが最も効果的です。

準備しておきたいのは…

  • 「理想の雰囲気」に近いスタイル
  • 「この前髪だけ好き」など部分的な好み
  • 「これはNG」と感じる写真も1枚あると◎

写真を使って、“ここが好き/苦手”を伝えると、仕上がりイメージが共有しやすくなります。

③ 髪質やスタイリングの悩みも一緒に伝える

「希望の髪型」があっても、髪質やライフスタイルに合っていないと扱いにくくなることも。

たとえば…

朝はスタイリングに時間をかけたくない

湿気で広がりやすい

毛量が多く、まとまりにくい

リアルな髪の状態を伝えることで、自分に合ったアレンジしやすい髪型を提案してもらいやすくなります。

髪型のオーダーで失敗しないためには、「悩み」「理想」「普段の扱いやすさ」の3点をセットで伝えるのがコツ。無理なく、自然に悩みをカバーできるデザインを引き出してもらいましょう。

まとめ

顔の大きさや頬のたるみが気になっても、髪型ひとつで印象は大きく変わります。

ポイントを押さえて自分に合うスタイルを選べば、フェイスラインも自然に引き締まり、若々しく見せることができます。

大切なのは、“隠す”のではなく、“活かす”こと。

年齢や顔型に合わせたデザインで、自分らしさを大切にしながら、毎日をもっと前向きに楽しんでみてください。

もう一度ヘアカタログを見たい方はこちら

大きい顔をカバーする髪型15選【40代・50代向け】

※本記事で紹介している髪型・スタイリングは、髪質や毛量により仕上がりが異なる場合があります。最適なカット・セット方法については、美容師に相談することをおすすめします。

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