髪色・トーンって何?美容師が詳しく解説【レベル別のおすすめヘアカラーを紹介】
美容院でのヘアオーダーに使われているトーンについて美容師が解説します。トーン別のおすすめ髪色・ヘアカラーの色見本を紹介します。
トーンって何?
トーンとは、髪の明るさのことです。数字に比例して明るくなります。(上の画像が参考になります)
トーンの基準となるレベルスケールを参考にして、美容院ではヘアカラーの調合を行います。
見た目 | トーン |
---|---|
地毛 | 5〜7トーン |
少し茶色 | 8〜9トーン |
ブリーチなし | 〜14トーン |
ブリーチあり | 〜20トーン |
個人差がありますが地毛が5〜7トーン、ほのかに茶色が8〜9トーン、ブリーチなしの明るめ限界が14トーン、ブリーチありだと15以上明るくできます。
学生に適したトーンは?
学生に適したトーンは、地毛の明るさである5〜7トーン。
校則でカラーがダメな場合、6トーン。明るすぎるカラーはダメな場合、7トーン。
8トーン以上になると、ヘアカラーをしている感じがでます。
就活に適したトーンは?
就活に適したトーンは、5〜7トーン。
黒髪だと認識される5〜6トーン。もしくは、ほんのり茶色の7トーン。
黒のスーツに明るい髪色は似合わないことや派手に見えることから、黒に近い髪色にする方が無難かもしれません。
また、清潔感があり、第一印象が良いという理由から落ち着いた髪色にする方が多いようです。
約75%の先輩が「黒髪」、約20%の先輩が「やや茶髪」で臨んでいた
【内定者500人に聞いた】就活中の髪色、黒髪と茶髪どっちで臨んだ?いつどこで染めた? - 就職ジャーナル
社会人に適したトーンは?
働く業界や勤務する会社の社風によっても異なりますが、落ち着いた印象に見える7〜8トーン。明るくしても10トーンくらいまでにすると良いでしょう。
と言いますのも、ヘアカラーは色落ちすると明るくなります。定期的なメンテナンス(約1ヶ月)ができる方は良いですが、できない方は少し暗めに染めるのがおすすめです。
8〜9トーンくらいに染めて、色落ち後9〜10トーンになるくらいがおすすめ。
6トーンのおすすめ髪色・ヘアカラー色見本一覧
地毛6トーンの黒髪
地毛6トーンの黒髪。
6トーンでも重たく見えないのは、ヘアオイルでウェットな質感にスタイリングしているから。黒髪や暗髪でも重たく見せたくない!って悩みがある方は、参考にしてみて。
6トーンのほんのりダークブラウン
光に当たるとほんの少し茶色に見える、6トーンはそんな髪の明るさ。
セミウェットな濡れた質感にすることで、パサっとして見えやすい暗髪に抜け感を与えることができる。
7トーンのおすすめ髪色・ヘアカラー色見本一覧
7トーンのダークブラウン
限りなく黒に近いヘアカラーが7トーン。
ふんわりドライな質感のミニボブと相性がいい、重たく見えない透明感のある髪色です。
光に当たるとほんのり茶色っぽくみえるので、アイブロウもダークブラウンにするとマッチします。
7トーンの寒色系ダークブラウン
肌の透明感を引き出す、7トーンの寒色系ダークブラウン。
髪が柔らかくみえる髪色なので、ふんわりとドライ質感のヘアスタイルと相性が良いです。
地毛から1回カラーするだけでOK!色落ちもしにくく、長い期間キレイな状態をキープできるのも嬉しいポイント。
8トーンのおすすめ髪色・ヘアカラー色見本一覧
8トーンのダークアッシュグレー
8トーンのダークアッシュグレー。
クールな印象の寒色系のくすみがかったヘアカラーは、ボーイッシュなハンサムショートにピッタリ。
茶色に染めたいけど、赤っぽくなるのは嫌だという方におすすめのヘアカラーです。
8トーンのスモーキーなアッシュグレー
スモーキーな8トーンのアッシュグレー。
光に透ける髪色なので透明感がでて、春夏に人気ヘアカラーです。
一般的なカラーで明るくなった髪の状態、ブリーチして脱色した状態に染めるとここまでキレイにグレーに発色します。
地毛からワンカラーではもう少し茶色っぽく仕上がります。
9トーンのおすすめ髪色・ヘアカラー色見本一覧
9トーンのオリーブブラウン
光に透ける暗め(9トーン)のオリーブブラウン。オリーブ色が赤みを打ち消し、ほんのりくすみ感をプラス。
透明感溢れる寒色系の色味で、美白効果の高いヘアカラーです。
色落ちしてくるとオリーブが抜けてブラウン、そして柔らかなベージュ色に変化。色落ち過程もキレイなので、高頻度でカラーしなくても大丈夫です。
暗め9トーンのブリーチなしピンク
ブリーチなしの暗め9トーンのブリーチなしピンク。
黒髪から染めても一回でキレイに発色するヘアカラーなので、はじめて染めるという方にもおすすめです。
天使の輪ができるような髪にツヤがでて、ほんのりピンク肌に見せてくれる髪色です。
10トーンのおすすめ髪色・ヘアカラー色見本一覧
10トーンのくすみがかったアッシュブラウンカラー
10トーンのくすみがかったアッシュブラウンカラー。
透明感があって落ち着いた雰囲気がする、大人のオシャレな女性にピッタリな髪色です。
ブリーチをしなくても1回のカラーで染めることができるヘアカラーなので、ダメージが心配な方にもおすすめ。
10トーンのオリーブブラウン
光に透けるような透明感、髪に天使の輪ができるようなツヤ感がある10トーンのオリーブブラウン。
色素薄めカラーなので、肌の透明感がでて明るくキレイに見える美肌効果も期待できます。
10トーンのオレンジブラウン
透明感とツヤ感がある暗め(10トーン)のオレンジブラウン。
しっかりとオレンジが発色しているが、派手過ぎることのない上品でオシャレな印象の髪色です。
耳周りに入れたインナーカラーのみブリーチを使用していて、全体はブリーチなしで染めています。色落ち対策としてオレンジカラーシャンプーを使えば、色の持続性も高くなります。
11トーンのおすすめ髪色・ヘアカラー色見本一覧
11トーンのミルクティーブラウン
11トーンのミルクティーブラウンのミニボブ。
光に透けるような透明感、スモーキーなくすみ感がポイント。
ブラウンとアッシュをmixして配合したカラー剤でオールカラー。ブリーチなしでできるので、ダメージが心配な方にもおすすめです。
髪が柔らかくみえるので、毛先をカールさせるようなヘアスタイルとの相性も抜群です。
11トーンのミルクティーベージュ
ブリーチなし11トーンのミルクティーベージュ。
ベージュカラーにアッシュとグレーを配合。髪の柔らかさ、光に透ける透明感を引き出します。
黄色っぽく色落ちする髪質には、ラベンダーを少しプラスする。赤っぽく色落ちする髪質には、青を少しプラスするのがポイントです。
12トーンのおすすめ髪色・ヘアカラー色見本一覧
明るめ12トーンのオリーブブラウン
明るめ12トーンのオリーブブラウン。
ふんわりと動きのあるレイヤーを入れたヘアスタイルにぴったりな、透明感溢れるヘアカラーです。
ブリーチなしでもできるヘアカラーなので、少し明るめにしてみたい方におすすめ!色落ちすると柔らかなベージュカラーになります。
12トーンのミルクティーブラウン
12トーンのミルクティーブラウンのAラインシルエットロングヘア。
厚みと重さのあるロングヘアですが、深みがありつつ、光に透けるような透明感があるミルクティーブラウンは重さを感じさせません。
ブラウン系の洋服と髪色がグラデーションになっているのもかわいい。
13トーンのおすすめ髪色・ヘアカラー色見本一覧
13トーンのオリーブベージュ
13トーンのスモーキーなくすみ感のあるオリーブベージュ。
明るくなりやすい髪質の方は、ブリーチなしカラーでOK!明るくなりにくい髪質の方は、ブリーチ1回必要です。
ベージュジャケットとの相性もピッタリで、ワンカラーの淡色コーデが可愛い。
12〜13トーンの明るめオリーブベージュ
12〜13トーンの明るめオリーブベージュ。
透明感があって、やわらかな髪に見える髪色。カジュアルなファッションにも似合う華やかなヘアカラーです。
ブリーチ1回後、黄色味を消すためにオリーブベージュにラベンダーを少しプラス。
色落ちして、黄色味がでてくる場合は紫シャンプー、赤みがでてくる場合はシルバーシャンプーがおすすめです。
まとめ
トーン別の髪色・ヘアカラーを紹介してきました。
トーンは認識の相違が生まれやすいことがあるので、ヘアカラーをオーダーする際にはレベルスケールを用いてカウンセリングしてもらうことをおすすめします。
また、希望する仕上がりイメージの写真を必ず用意することも大切です。